XときどきA、のち晴れ。

FtXでAセクシャルな30代ジャニヲタの自分語りと趣味の話。

Aセクシャルを自認するまで①

さて、今回はAセクシャルについて。

私の場合、正確には「アロマンティック・アセクシャル」です。

恋愛的に誰かを好きにならず、性的欲求が誰かに向かいません。

(恋愛的には誰かを好きになり、性的欲求が誰かに向かわない人は「ロマンティック・アセクシャル」で、日本では「ノンセクシャル」と呼ばれます)

 

…とか言いながら、本当はデミセクシャル(強い心理的繋がりを感じる相手にだけ性的欲求を感じる)なんじゃないかと思うときもあります。

まあでも、ひとまずは「アセクシャル」だと自認しているということで。

 

自認に至るまでの、いくつかの経験のお話をします。

生々しい話も出てくると思うので、性嫌悪のある人は注意してください。

 

《恋愛について》 

ヘテロセクシャル異性愛者の女性だと思っていた頃

とはいえ、今まで生きてきて恋愛的な意味での「お付き合い」はしたことがあります。

中学生の頃はイジメに遭っていたので、それどころではなく。

高校生の頃は部活に燃えていたので、恋人がいないことを特に気にしていませんでした。

しかも、最初は周りの「好きな人がいるのが普通」みたいな雰囲気に呑まれて、親しい男性の中で「じゃあ、この人」と決めただけでした。

今から考えれば、失礼な話です。

 

でも、それが何故かうまくいってしまい、お付き合いすることになりました。

けど、そりゃあ長続きするはずがありません。

「俺のこと好きじゃないの?」「俺と〇〇とどっちが大事なの?」

なんて聞かれるのです。

恋愛に付きものだと言われる“独占欲”や“嫉妬”を持たない私には、彼がなんでそんなことを聞くのかが理解できませんでした。

 

彼は8歳年上で、私よりは大人でもあり、優しい人でした。

そのおかげか、私が自分に恋をしていないことがわかったんでしょう。

身体的な接触に至る前に、お別れすることになりました。

18歳、大学に入ったばかりの頃の話です。

 

次に「お付き合い」をしたのは、20歳のとき。

今度は「私のことを好き」な男性でした。

恋愛的なアプローチをされたのも、告白されたのも初めてで、私はそのことに浮かれてしまいました。

正直に言ってしまえば、世間の皆がしている「恋愛」ってやつを、してみたかったのです。

 

前提として、彼に好感は持っていました。

基本的に「変わってる」と言われがちな私の話を、否定せず面白がってくれる人だったので、一緒にいてラクだったのです。

でも多分、それだけ、だった。

 

初めてのキスは、あまり気持ちよくはなくて。

それから急に身体的な接触や、性的な話をされるようになって、ドン引きしました。

でも、それは自分に性的な経験が無いからなのかな?と思ってみたり。

会うたびに性的な接触を求められ、応じてはいましたが、この彼とも最後の一線を越えないまま、お別れすることになります。

 

理由は「俺のことをどう思っているのか、わからない」でした。

恋愛的な意味で私を好きで、触れ合いたい彼と、私の気持ちは確かにバランスが取れていなかった。

結果的にフラれたわけですが、それで泣いたりもしなかったし、つらくもなかったので、自分のことをヒドいヤツだなと思いました。

 

ここまでの経験で「恋に恋して、経験を求めて誰かと付き合うのはやめよう」と思うようになりました。

こうして振り返ってみると、無理やりにでも性行為に及ばれる可能性もあったし、そういう意味では見る目はあったんだと自画自賛(笑)

 

まだまだ序盤なのに、だいぶ長くなってきたので、続きます~。