XときどきA、のち晴れ。

FtXでAセクシャルな30代ジャニヲタの自分語りと趣味の話。

現在の私・X編

ジェンダーです、ということを書きましたが、じゃあ実際はどんな感じなの?

というのを、もうちょっと具体的に書いていこうかと思います。

 

まず、身体は女性で、特にホルモン投与などもせず、そのままです。

身体的に違和感があるわけではない、というのが主な理由。

『違和が無いなら何故Xだと思うの?』

と思われるかもしれません。

 

これに関しては説明が難しいのですが……。

違和感は無い、けど、所属感もない、のです。

バイト先で与えられた制服のように、与えられたから着ている、ような。

あるXの方は「着ぐるみ感」と表現していて、なるほど、と思いました。

 

Xの中でも「無性」だなと思うのは、その着ぐるみが「男性」に変わっても、特に変わらないだろうな、と思うからです。

使い方に慣れれば、そのまま生きていけると思います。

 

服装や言葉遣いなど、いわゆる「性表現」も、女性です。

これに関しては、私が少し完璧主義、理想主義なのが関係していると思います。

パス度の低い状態……パッと見で男性に見えない状態なら、男性装をしたくない。

 

男っぽい言葉遣いや、男性っぽい服装にしてみたこともあります。

けど、身長160cm弱で線が細い体型にも、女性的な声にも、そぐわなかった。

 

そして、完璧主義な割に面倒くさがりなので(笑)、

そこを頑張ってパス度を上げよう!とはならず、ラクに表現できる女性装に落ち着いたのです。

 

さて、つまり。

 

身体が生まれたときから変わらず、女性。

服装や振る舞いも、女性的。

 

じゃあ、女性じゃん!

って言われても仕方ないと思います。

だからこそ、Xジェンダーって理解されづらいんだと思う。

「気のせい」とか「言いたいだけ」とか。

 

いやいや、中2ならともかく、こちとら3●歳ですよ?

年齢がすべてじゃないけど、今さらわざわざ「特別な私」みたいなの気取ったりしませんって(笑)

 

女性として生きることに、不便はない。

性別欄は「戸籍上・生物学上を聞かれてる」と割り切って女性に〇をつける。

「男女」で語られることが嫌なのは、ジェンダーロール(役割)に敏感なだけ。

 

けど、ずっとずっと、モヤモヤを抱えていたのです。

 

「私は女性です」

と言い切れないことに。

そう思えないことに。

 

「ま、いっか」で済ませて生きてきたけれど。

「Xジェンダー」という概念を知ったときの、スッキリ感。

 

性自認って、やっぱりアイデンティティーに深く関わってることなんだなあと、改めて思いました。

 

ジェンダーだけで長くなってきたので、Aセクシャルの話は、また改めて。